格安SIMに乗り換える前に確認したい7つの注意点|失敗しない手順を解説

格安SIMへの乗り換えは、手順さえ分かれば自分でできます。ただ、確認しないまま進めると「スマホが使えない」「メールが届かない」といったつまずきが起きがちです。この記事では、申し込む前に見ておきたい7つの点と、電話番号をそのまま使う乗り換えの手順を説明します。
まず何を確認すればいい?
結論:「今のスマホが使えるか」「毎月のデータ量」「キャリアメールと割引」の3つを先に確認すれば、大きな失敗はほぼ防げます。
最初に確認する3つ
- 今の
スマホが 新しいそのまま 使えるか 会社の 動作確認端末の 一覧で 機種名を 確認。 SIMロック解除が 必要な 場合も あります。 - 毎月
どれくらい 直近3か月のデータを 使っているか 最大を 見て、 プランの 容量を 決めます。 - キャリアメールと、
まとめて メールアドレスや受けている 割引 家族割・光回線の セット割は、 乗り換えると なくなる ことがあります。
この記事の目次
格安SIMに乗り換える前に知っておきたいこと
結論:格安SIMは大手の回線を借りて安く提供しているサービスです。安さの代わりに、混む時間の速さやサポートの形が変わります。
格安SIMの多くは、ドコモ・au・ソフトバンクの回線を借りてサービスを提供しています。つながるエリアは借りている回線と同じですが、昼休みや夕方など利用者が集中する時間は、通信が遅くなることがあります。
また、申し込みや相談はWebやチャットが中心の会社が多く、店舗で手続きしたい人は対応している会社を選ぶ必要があります。電話番号は、MNPという仕組みでそのまま使えます。
乗り換え前に確認したい7つの注意点
1. 今のスマホが使えるか
新しい会社の公式サイトにある「動作確認端末」の一覧で、今のスマホの機種名を確認してください。ほかの会社で買ったスマホは、SIMロックの解除が必要な場合があります。また、ドコモの3G(FOMA)は2026年3月31日に終わっているため、古い3G専用の携帯電話は使えません。
2. 毎月のデータ使用量
スマホの設定画面か、今の会社のマイページで直近3か月の使用量を確認します。いちばん多かった月を基準にプランを選ぶと、月末に足りなくなる失敗を防げます。くわしくは格安SIMは何GB必要?で説明しています。
3. 通話の多さとかけ放題
格安SIMの基本料金には、無料通話が含まれていないことが多くあります。電話をよくかける人は、かけ放題のオプション料金も含めて比べてください。1回の通話が短いなら5分、長めなら10分や無制限が候補になります。
4. キャリアメールが使えなくなる
@docomo.ne.jp などのキャリアメールは、乗り換えると基本的に使えなくなります(有料で引き続き使えるサービスもあります)。ネットバンキングや通販サイトなどに登録しているアドレスを、先にGmailなどに変えておいてください。
5. 解約金・スマホの残り・割引
今の契約に解約金がないか、スマホの分割払いが残っていないかを確認します。家族割や、光回線とのセット割を受けている場合は、乗り換えると割引がなくなり、家族の料金が上がることもあります。
6. 本人確認の書類とスマホ
2026年4月に施行された携帯電話不正利用防止法の改正で、Webでの申し込みの本人確認は「マイナンバーカードによる公的個人認証」か「ICチップの読み取り+顔写真の撮影」が中心になっています(LIBMOの案内より)。ICチップを読み取るには、NFCに対応したスマホが必要です。
7. キャリア決済やポイント
スマホ代と一緒に払う「キャリア決済」や、今の会社のポイントは、解約すると使えなくなることがあります。サブスクの支払いに使っている場合は、支払い方法をクレジットカードなどに変えておきます。
乗り換え前のチェックリスト
- 今のスマホが新しい会社の動作確認端末に入っている(SIMロック解除が必要かも確認した)
- 直近3か月で、いちばん多かった月のデータ使用量を確認した
- 1か月の通話時間を確認し、かけ放題が必要か決めた
- キャリアメール(@docomo.ne.jp など)で登録しているサービスを、ほかのアドレスに変えた
- 今の契約の解約金・スマホの分割払いの残り・まとめて受けている割引を確認した
- Webで申し込むための本人確認書類(マイナンバーカードなど)とNFC対応スマホを用意した
- 今の会社の支払いに使っているサービス(キャリア決済・ポイント)を確認した
電話番号をそのまま使う乗り換え手順
結論:両方の会社が「MNPワンストップ」に対応していれば、予約番号なしで申し込めます。対応していなければ、先に予約番号を取ります。
MNPワンストップで乗り換える(予約番号なし)
- 新しい会社の申し込み画面で、今契約している会社を選びます。
- 今の会社のサイトに移動するので、マイページにログインして乗り換えを確認します。
- 新しい会社の画面に戻り、申し込みを最後まで進めます。
- SIMカードが届いたら(eSIMなら設定が済んだら)回線を切り替えます。切り替えた時点で、今の契約は自動で解約されます。
予約番号を取って乗り換える(ツーストップ)
- 今の会社のマイページなどで、MNP予約番号を発行します。
- 新しい会社に、予約番号を入力して申し込みます。予約番号には有効期限があるので、早めに申し込んでください。
- 回線を切り替えると、新しい会社で今の番号が使えるようになり、今の契約は解約されます。
| MNPワンストップ | 予約番号を取る方式 | |
|---|---|---|
| 予約番号 | いらない | 今の会社で発行する |
| 必要なもの | 今の会社のマイページのID・パスワード | 予約番号(有効期限あり) |
| 使える条件 | 今の会社と新しい会社の両方が対応している | どの会社でも使える |
※総務省「携帯電話の乗換えについて(MNP)」の説明をもとに整理しました。
MNPワンストップの対応状況
総務省の一覧(2024年9月30日時点)では、ドコモ・ahamo・au・UQ mobile・povo・ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO・楽天モバイル・日本通信SIM・mineo・IIJmio・NUROモバイル・イオンモバイル・BIGLOBEモバイル・J:COM MOBILEなどが対応しています。LIBMOとBB.exciteモバイルはこの一覧に入っていないため、申し込み画面で予約番号が必要かどうかを確認してください。対応する会社は増えているので、最新の状況は各社の公式サイトで確認するのが確実です。
SIMカードとeSIMの違い
結論:eSIMは届くのを待たずに早く使い始められます。設定に不安がある人や、SIMを差し替えて使いたい人はSIMカードが向いています。
| 項目 | SIMカード | eSIM |
|---|---|---|
| 受け取り方 | 郵送で届くカードをスマホに差す | スマホにプロファイルを読み込む(カードはない) |
| 使い始めるまで | 届くまで数日(LIBMOは最短3日後) | 届くのを待たない(LIBMOは最短翌日) |
| 使えるスマホ | SIMカードを差せるスマホ | eSIMに対応したスマホのみ |
| 設定に必要なもの | 特になし(APN設定が必要な場合あり) | Wi-Fiなどの通信環境 |
| 別のスマホに移すとき | カードを差し替えるだけ | 会社ごとの再発行・移行の手続きが必要 |
※使い始めるまでの日数はLIBMO公式サイトの案内(Web申し込み完了後)。会社によって異なります。
乗り換えに必要な費用
結論:番号を移す手数料はWebなら無料です。かかるのは、新しい会社の初期費用と、今の契約に残っているお金です。
| 費用 | 目安 | 確認する場所 |
|---|---|---|
| MNP転出手数料(今の会社) | Webなら無料(電話・店頭は最大1,100円の場合あり) | 総務省の案内・今の会社 |
| 契約事務手数料(新しい会社) | 例:BB.exciteモバイルは3,300円(新規契約者特典で0円) | 新しい会社の公式サイト |
| SIM発行手数料(新しい会社) | 例:BB.exciteモバイルは433円(新規契約者特典で0円) | 新しい会社の公式サイト |
| 解約金 | 今の契約による | 今の会社のマイページ |
| スマホの分割払いの残り | 今の契約による | 今の会社のマイページ |
※金額は税込(2026年10月27日時点)。新しい会社の手数料は会社ごとに違います。
乗り換えにおすすめのタイミング
結論:今の会社の「解約した月の料金の扱い」と、新しい会社の「日割りの有無」を見て決めます。
解約した月の料金を日割りにしない会社では、月の途中で解約しても1か月分かかります。新しい会社が日割りをしない場合も同じです。たとえばBB.exciteモバイルは入会・解約の月も日割りなしと案内しています。両方の会社の扱いを確認すると、二重に払う期間を短くできます。
スマホの分割払いがもうすぐ終わる人は、払い終わってからのほうが手続きがすっきりします。また、回線の切り替え中は短い時間だけ通話やデータが使えないことがあるので、旅行の直前や大事な連絡がある日は避けると安心です。
よくある失敗と対処法
| よくある失敗 | 対処法 |
|---|---|
| SIMを入れたのに、ネットにつながらない | APN設定(iPhoneは構成プロファイル)が必要な場合があります。新しい会社の設定手順を確認してください。 |
| スマホがSIMを読み込まない | SIMロックがかかっているか、対応していない機種の可能性があります。動作確認端末の一覧とSIMロックの状態を確認します。 |
| Web申し込みの本人確認で先に進めない | NFC対応のスマホ、有効なマイナンバーカードの電子証明書が必要です。各社のよくある質問に手順があります。 |
| 予約番号の期限が切れた | 今の会社で予約番号を発行し直します。申し込み先によっては、残りの日数に条件があります。 |
| キャリアメールに届いていた連絡が来なくなった | 登録しているサービスのアドレスを、Gmailなどに変更します。乗り換えの前にすませておくのが確実です。 |
自分に合う格安SIMを探す
確認が終わったら、あとは会社選びです。格安SIM かんたん診断は、データ量・速さへの希望・スマホ本体・料金の払い方の4つに答えるだけで、主要5社から合いそうな1社を出します。
よくある質問
乗り換えても電話番号は変わりませんか?
変わりません。MNP(番号ポータビリティ)という仕組みで、今の電話番号のまま別の会社に移れます。
乗り換えにお金はかかりますか?
今の会社から番号を移す転出手数料は、Webで手続きすれば無料です(電話や店頭では最大1,100円かかる場合があります)。新しい会社では契約の事務手数料やSIMの発行手数料がかかることがあります。解約金や、スマホの分割払いの残りがないかも確認してください。
予約番号は必ず必要ですか?
今の会社と新しい会社の両方が「MNPワンストップ」に対応していれば、予約番号を取らずに乗り換えられます。どちらかが対応していない場合は、今の会社でMNP予約番号を発行してから申し込みます。
SIMカードとeSIMはどちらがいいですか?
スマホがeSIMに対応していて、自分で設定できるならeSIMが早くて便利です。SIMカードの到着を待つ必要がありません。設定に不安がある人や、SIMを差し替えて別のスマホで使いたい人はSIMカードが向いています。
乗り換えている間、電話が使えない時間はありますか?
回線を切り替える手続きのあいだ、短い時間だけ通話やデータが使えなくなることがあります。大事な連絡が入りにくい時間帯に切り替えると安心です。
この記事の調査方法
検証条件
- 調査日
- 2026年10月27日
- 情報源
- 総務省・各社の公式サイト
- 評価基準
- ランキング・比較基準のとおり
参照した公式情報
- 総務省「携帯電話の乗換えについて(MNP)」
- 日本通信 b-mobile「MNPワンストップについて」
- LIBMO 公式サイト(料金プラン・eSIM・かけ放題)
- LIBMO よくあるご質問
- BB.exciteモバイル 料金プラン